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さて、ようやく半分過ぎました。
『炎の蜃気楼 昭和編 無頼星ブルース』感想 第四章です。
ネタバレご注意ください。
そして、ご不快になった方は悪しからず。
あくまで個人の感想です。
↓↓↓
第4章 赤い蜥蜴
■133ページ
車のステアリングを握る直江。
なんだったかな?
短編で、直江は運転技術はとうに知ってるけど、
ちゃんと教習所に通えって景虎に言われてた。
結局、通う余裕なんてなかったんだろうな。
■134ページ
あの狂犬噛みつき事件後、
直江と景虎さまが二人きりになるのは初めてですが、
景虎さまが、
ぜっ…んぜん事件を意識してない(つД`)ノ
なんて事だヒデェ(つД`)ノ
<今のお前は隙だらけ
→例の狂犬噛みつき事件の直後なのに、
まるで何も無かったかのように
平然としている景虎さま。
なんてことだ…なんてことだよ。
直江って邂逅編の時から
ずーーっと景虎さまと肉体関係を持ちたいんだと思ってた。
幕末編はすっかり枯れてたけど。
序章で書かれた直江の「本当の望み」って、
欲しい・勝ちたい・打倒したい・すべてを取り上げたいとかじゃなく
本当のところは「抱きたい」ってことなんかな。
<美奈子が松川神社にいるのがそんなに嫌か
→嫌に決まってんじゃん?
本人は否定するしかないけど、
なんでそんな事も分からないのか(溜息)。
<惚れた女でもいるのか
→あ?もしもし。
その日の宵の口でしょうか?
蛍光灯がつく時間から、その日の深夜ということは、
いくらも経っていない。
そんなちょっと前に、
高坂がはっきり指摘したけど。
直江は「女相手に醜い嫉妬をしている」と。
景虎さまったら
「女相手に醜い嫉妬」をしている直江に、
「惚れた女でもいるのか」と?
…質問が
トンチンカンすぎるわッ!!!
景虎さま、あなたに惚れてるから
直江は美奈子に嫉妬してるのよう!
指摘された時「思わず直江を見た」癖に、
ちゃんと聞いててよう!
ひょっとして、
景虎様は超ニブちんだから
美奈子の、自分への好意(書くのもイヤだが)に
全然気が付いてないのか。
…ありうる。
自分は恋愛の門外漢だと思ってるから
トンチンカンな質問をするのでしょーか???
グサグサと直江の神経に障る景虎さま…
ちょっと、もう少し労ってあげてよ(o_o)
■135ページ
<お題目はもうたくさんだ…!
ここで任務というプレッシャーをかけて追い詰めてるのは景虎さまの方。
これまでは直江がプレッシャーをかけてばかりだと思っていたので
二人がこういう立場の会話をすんの、意外。
<オレから解放されてしまえば、お前は幸せになるんだろ
はぁああああん?
通り過ぎる女達(初生人)と違い、
夜叉衆だからこそ景虎にとって特別になれるのに。
調伏力を無くす=
換生する意味を失う=
夜叉衆でなくなりたいのかって???
直江に、景虎にとってその他大勢と同等になりたいのかって?
そう言ったのとおんなじよ?!
直江が呆然としたのは
言われた内容もさることながら、
それを直江自身が望んでいると誤解されてるから?
あまりにも大きな誤解に、
呆然とするしかなかったのか。
どうして
景虎さまはそんなにもズレるのか…
ちょっとついて行けない。
あと、ちょっとこの言い方ムカついてしまった。
「お前は幸せになるんだろ」という言葉。
直江の幸せは、直江が決めるのよ。
「ブギウギ」では、「あなたの笑顔が見たい」が直江の幸せだった。
「無頼星」では
「あなたからすべてを取り上げたい」という
悲しい願いになってしまっているがな。
だけど、だけどさ。
どうしたら幸せになれるのかは本人の問題であって、この言葉は…。
いくらなんでも、直江を冒涜してると思う。
いくら主従でもしてはいけない冒涜なんだよ。
直江は、幕末編から
なりふり構わず、
すべてを捨てて景虎さまについてきたのに。
「私はあなたのもの」って言われてる癖に!
なんかね…もう悲しいを通り越して
怒りを感じてしまい、辛れェ。
■136ページ
闘う直江と景虎さま
どんなに関係が殺伐としていても、戦闘になると息がピッタリ。
桑原センセの描く戦闘はとってもかっこいい。
血肉沸き踊るよ!
■137ページ
<すかさず身を盾にして防御したのは直江
どんなに関係が険悪になっても、もう本能レベルで直江は
景虎さまを守るんだな…ううう、切ねェ。
■141ページ
<「いづらくなってしまったんじゃないのか」
相変わらず、景虎さまは直江以外の人間にはやさしーな。
なんでその優しさを、直江や他の夜叉衆に分けられないのか。
<「私は何も言ってません」
それはさすがに
事実と違うと思う(笑)。
■142ページ
<三木忍夫(みきしのぶ)という助教授
おお、ミラージュにもシノブさんが登場したぜ!!!
今後も登場するのかな?
桑原先生はミチオさんとシノブさんが名前のブームなのかな?
<戦国時代の人間のくずし字を、景虎はすらすらと読んで
そりゃ、ま。昔取った杵柄かな?
加瀬さんはインテリのイメージがあるわ。
しかし私の高耶さんのイメージはAFOの子です(笑)
高耶さんはカワエエなー。
さて歴史史料から
布良次朗左衛門(めら)と
赤鬼の藤次郎(トウジロウ)の正体がわかりました。
長いミラージュの物語で、
史料から相手の正体を割り出すなんて初めてじゃない?
ちょっと新鮮でした。
■155ページ
<バカ虎
<バカ秀
ニマニマ。
無頼星でニマニマできる、数少ないシーンですね。
でも加瀬さんが、
なにか人間性の一部を捨ててしまったかのように冷酷で
圧倒的に強くて。
これが高耶さんが記憶を失くしている間、
噂に聞いていた景虎像なのだなあと思った。
<「余計なお世話なんだよ」
邂逅編~幕末編まで、
あの長秀が、景虎を畏れることなんてあるの?と思ってましたが
遂に、このときが来た。
またひとつ、昭和編のお約束が果たされたなと感じた。
■163ページ
<…最後に取り残されるのはきっと俺だけだな。
直江と十文字の、この会話シーンは
延々と描かれてきたミラージュのテーマや主人公像を感じる。
十文字は、
はみ出し者、落伍者、中途半端、最後の一人になって戦う人間。
そういう人間を見守るのが、直江の役目。
十文字は直江にとって監視対象だけど、
お互い胸襟を割って話せていい感じだなと思う。
■165ページ
<あの夜の神社で、景虎が見せた眼差しとよく似ていた。
うううーん、なんだか混乱する。
82ページを読み返してみた。
この時の景虎様の様子は、たったの3行。
___あってはならないものを見る目つき、恐怖で氷つき、
蔑むどころではない、全身で拒絶する…。
あの赤い月の事件を思い出したのか、と思った。
本編既読の読者は事情を知ってるから理解はするけど、
景虎さまは自ら煽っておいてこの態度は酷いと思った。
そして、直江が気の毒だった。
哄笑するしかない、感情の枠に収まりきらない苦しみを
直江に与えて去っていった景虎さまは、
憎まれても仕方ないと思えた。
このシーンの事を、今さら。
何十ページも後になって、
今さら他の表現をされても、…ねェ。
私には受け入れ難いというか、
取って付けた感がぬぐえないというか。
直江の考えに、 納得すんの難しいわ。
___恐怖と歓喜と危機感と拒絶と、もっと他の感情。
…複雑すぎる。
呑み込めないわ。
直江が痛ましすぎて
もはや直江がこれ以上落ち込ますに済むならば
私はもうどうでもいい気すらするのだけど(なげやり)。
あの神社の夜、景虎が何を思ったのか。
あんな大事だったのだから、
ちゃんと描かれるべき点だと思う。
鬱憤がたまるなあ。
あ~それにしてもココ!
<この自分の劣情に気づかれたのだと思ったからだ。
ええーーーっと。
既成事実として、
服を剥いで胸をまさぐったよね。
ふつうは気づかれて当たり前なんではゴホゴホ。
でもこの場合、景虎さまは気づいてないかもな!
なんてったって、
直江の気持ちはいつだって軽ぅ~くスルーだから!
(やけっぱち)
すいません、かなりキテいます私。
これを読んで不快になったジェンヌさんがいたら、
ごめんなさいね。
ああ。
嗚呼。
悲願橋ブルースの発売が迫っているので
もう少しサクサクと感想を進めたいのですが
意味がすんなり分からないフレーズが多いので
考え込んでしまう。
ああああああああ悲願橋発売日まで、あと4日!!!
ひいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!
やだやだやだやだーーーーあああああああああ
ぜえ、はあ。
では第5章に続きます。
間に合うかしら?(笑)
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「炎の蜃気楼」直高萌え
他には「ファイブスター物語」、
「グイン・サーガ」など