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「炎の蜃気楼」「ファイブスター物語」などにハマっているヲタ女の独り言日記。
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五代ゆう著グイン・サーガ正編131「パロの闇黒」
読みました。

もう一度グインのイラストを描くことがあろうとは…。
左よりナリス・グイン・イシュト。イシュトはアニメ版のキャラ設定ですw

感想は「つづきを読む」からどうぞ。
 








あの方の復活について。
グイン・サーガで「あの方」といえばナリスのこと。
ナリスの復活は賛否両論あるかと思いますが、私は良いと思います。
というか、それしかないのでは?とさえ思います。
全体の半ばを過ぎた長編で、ラスト・ボスに相応しいキャラといえば
アルド・ナリスをおいて他にない。

栗本グインのラスボスは、ヤンダル・ゾックか
「調整者」と云われるグインが元居た高度文明の存在ですが、
宇宙人のようなヤンダル・ゾックより
人間味がありすぎるグラチウスより
ナリスがラスボスなのがいいよ。
今後の展開に期待します。
栗本さん自身が執筆していたら
また違った展開があったのかもしれませんが…。

内容はワールドの書き下ろしと重なっています。
まとめて読み直すと、
五代さんの世界感がよく感じられて、いいですね。
ヴァレリウスがけちょんけちょんなのが面白い。
あと文章が、久しぶりに読む人には親切ですし
栗本さんのアクの強さのようなものがなく
サラリと飲み込めます。
戦闘シーンの迫力も充分で、ドキドキハラハラしながら読むことができました。
ケチョのヴァレリウス。
蓮っ葉女で勇敢なリギアは良かった。
口から生まれてきたようなマリウス…アドリアンを叱責したところはカッコ良かった!

アドリアンは、「彼はこんなキャラだったろうか?」と思いましたが…。
リンダに求婚していた頃のアドリアンは
世間知らずの貴族の坊ちゃんでしたが、
威張り散らすタイプでもなかったような。
亡くなってしまったのはショックでした。
勇敢で、それをちゃんとリギアが認めているのが良かった。
あとリギアが疲れて敵を倒せなくなっているのが
すごいリアルだった。

イシュトバーンについて。
ウロ覚えですが、彼は「調整者」によって何かされたんだ…と思ってました。
なので多少は王様としての自覚に目覚めたか、と思えば
リンダを盗もうと馬鹿やってる。
一体イシュトバーンの明日はどっちなんだ?



栗本さんの文章では
「こんなはずではなかった」
「益体もない」
「もうすっかり年老いてしまった」
「答えのないことは考えない」
という
表現が繰り返し使われています。
キャラが孤独を抱え、
英知で運命を切り開いたり、
または愚かしく生き、
それを謔味や哀れみを持って描かれているのがすごく共感できた。
五代グインは
そういう物狂おしい衝動が乏しい気がしますが、
作者が違う以上、それは致し方ないことなのでしょう。

次巻は宵野ゆめさん執筆なんですね。
本屋はどこに並ぶんだろう?
五代ゆうさん、宵野ゆめさん、栗本さん…ややこしいわ!
もう132巻は発売されてるから、
早く買わなきゃ。



















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ダラダラ大好き。趣味はお絵かき。
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他には「ファイブスター物語」、
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